認知が難しい「五円玉」

発達に心配のあるお子さんにとっても
「お金」を学ぶ機会は必要です。

 

 

他の硬貨は数字表記。
でも、五円硬貨だけは漢数字表記。

 

いろいろ理由があるようです。
そして、その秘密を探るのも
また楽しいものです。

 

五円硬貨には、
日本人の働き方の歴史が刻まれている、
そんな気がします。

 

それはそうと。

今回のお題は・・・

 

五円硬貨と
50円硬貨の
見極めです。

 

「色が違うからすぐにわかる」

というのが一般的です。

 

発達に心配があるお子さんの中には
この
「金色」と「銀色」を
見分けることが難しい
ケースがあるのです。

 

折り紙で見分けができていても
硬貨では難しい、

ということも
往々にして発生します。
というか、そういうことが当たり前です。

 

ですから、
教える際には
本物で教えましょう。

 

色での判別が難しい場合、
方法は3つあります。

 

その1:50円硬貨ではない方が五円硬貨

消去法で教えます。
50円硬貨は
「50円」と書いてあるので分かりやすいです。

 

「50円でない穴の開いている硬貨」=五円

 

と教えるのです。

 

 

でも、この方法は
瞬時の判別ができません。

 

つまり、
思考回数として3回あります。
(①穴が開いている硬貨②50円でない③それなら5円)

 

会計時には瞬時の判断が必要なので
実用化は難しいです。

 

その2:視覚障害の方向け指導法

目をつぶって
それぞれの硬貨に触れてみてください。

 

2か所の特徴があります。

①ふち
50円硬貨➡刻みあり
五円硬貨➡刻みなし

②穴の周囲
50円硬貨➡何もない
五円硬貨➡でこぼこあり(歯車を模しているため)

 

視覚障害の方は
このような感覚で識別しています。
これを活用します。

 

ただし、
特に自閉症の方には
感覚の障害をお持ちの場合があります。
過敏だったり鈍感だったりします。

 

ただ、細部を見ることは得意です。
ですから、
触覚よりも視覚を活用した見分け方を
教えると良いかもしれません。

 

その3:そもそも五円硬貨って使う??

100円や500円のような
レギュラー硬貨と比べると、
使う機会がないのが五円硬貨です。

 

そこで、私たちの思考をチェンジします。

 

「今は覚えなくても困らない」
「それよりも大事なことがある」

 

と。
一見、指導を諦めている感はありますが、
これも大事なことです。

 

「今は教える時ではない」
と考えることで
次の学びに進むことができますよね。

 

ここで詰まる必要はないです。

 

なぜなら、
1円硬貨5枚で5円になりますもんね。

 

---------

以上が私の「教え方」です。

 

 

あ!!

大事なことを
さらっと書いてしまいました!

 

「1円硬貨5枚で五円」
という思考の仕方も
難しいんですよ~。

 

「200円」といわれて
「200円玉」を探したり
作りだしたりする
お子さんもいらっしゃいましたからね!

 

彼らの思考は本当に合理的なので
毎回毎回
「なるほど~、そうだよね」
がいっぱいなのです。

 

その指導法は、明日のブログでご紹介します。

 

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