黒板の文字を写すことができない子供への指導法

小学生までのお子さんの個別療育専門家の鈴木あづみです。
小学1年生になると「授業」が始まります。
ここで求められるスキルに「ノートを書き写す(板書)」があります。
1年生の1学期はクラスの子供たちに丁寧に板書の仕方を教える時間をじっくり取りますが、1学期の終わり頃になればそのような時間をクラス活動の中で実施することはありません。
ほとんどの子供たちがマスターしている中、板書できずにいるお子さんもいるのです。

%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%84%e3%83%90%e3%83%8a%e3%83%bc

そのようなお子さんに「ノート、書いてね」という声だけのサポートでは、何も解決しないのです。
なぜなら「ノートを書かない」のではなく、「ノートが書けない」のです。
怠けている訳ではないのにそう思われてしまうのは理不尽なことですよね。

まずは書けない原因を探りましょう。

  1. 視野が狭い、視力が低いなど身体的原因
  2. ノートの使い方が分からない
  3. ノートのどこに書けば良いか分からない

1の場合は、医師の診察とサポートが必要です。
視機能に問題がない場合、もしかするとメンタル面や自閉症スペクトラムなどの可能性もあります。
1か所の病院で解決しない場合には、複数の病院の受診も考慮すると良いでしょう。

2の場合、個別指導が有効でしょう。
子供のノートと同じもの、またはノートのカラーコピーを指導者が使用します。
ノートのコピーに指導者が文字を書いて、それを子どもが書き写す、という練習からスタートです。
「全く同じものを教材として使う」というところがポイントです。
できるようになったら、どんどん黒板に近づく形にして、最終的に板書できるようにしましょう。

3の場合、一斉指導でも可能です。
拡大コピー機を利用します。
ノートなどを拡大コピーして、指導者はそれを黒板に掲示して、これに書きます。
その際、各行に数字を割り振りましょう。
子供のノートの行にも同じように数字を割り振ります。
このようにすることで「今は先生は3の列に書いているから3の列に書けばよいのだ」ということがすぐに分かります。

子どもたちの自発的な行動を増やして、その行動が成功するよう導くことで子どもたちのセルフエスティームが高まります。

鈴木あづみをもう少し知りたい方向けコンテンツ

個別療育塾ありあんち_事業内容

  • 応用行動分析を活かした個別指導による療育
  • TEACCHプログラムの理念を大切にした療育
  • 現役の教師が展開するお子さんと家族のための個別療育
  • 10分間おうち療育かんたんレッスン
  • 指導者向け研修事業