みなさん、こんにちは。
小学校で担任をしていた時もそうでしたが、今でも学校のそれぞれのクラスには自分に自信を持つことができないお子さんが1~2名いるような気がします。
私が特に心配している自分に自信を持つことができないお子さんに共通していることは、他の人から見れば大したことがないくらいのことでも「オレ、それできるよ!」と喜々として猛アピールしてくるお子さんです。でも、この姿はもしかしたらお母さんには見せていないかもしれませんね。家族ではない親しい大人に見せる姿なのかもしれません。
大したことがないようなことで自慢げにしているお子さんは同時に失敗に対しての耐性が低いような気がします。それもそのはずなのですが、例えば算数の問題をパッと見て「これ、簡単じゃん!できるよっ!」とすぐに判断してしまい、結果的に誤答を出す確率が高いのもこのタイプだからです。
子どものやる気を削ぐことは、大人としてやってはいけないことです。でも、その気持ちを今後も高めたり継続させたりしたいのであれば、「簡単じゃん!できるよ!」というような子どもの言葉を受け止めつつ、子どもに気づかれないレベルでサポートをしましょう。そして失敗ではなく成功へ導いてあげるのです。
そして、必ずできたことを褒めましょう。できるだけ具体的に褒めてください。「ここの数字を見つけたから正解できたんだよね」など、当たり前のことでも褒めていきましょう。
自信がないお子さんがどうして親の次に先生のような親しい大人に対して自信満々に自慢気に話すかというと、その先生がお子さんの「ほめられたいポイント」をしっかり押さえて褒めているからです。
ただ、「ほめられたいポイント」をママやパパがしっかり押さえてほめている家庭で育っているお子さんは自慢するようなことはあまりしていません。なぜならママやパパが十分に「ほめられ欲求」を満たしているからです。
次回はこの続きを書きます。
「子どもが失敗した時、どのように子どもの心を掬うのか」ということについて考えてみます。
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