怒られていることが分からないお子さんへの指導

「うちの子、怒られているっていうことが何をしても分からないみたいなんですよ…」

このような思いを抱えながら叱っているとどんどん怒りの感情が湧いてきてしまうものですよね。「怒っているのにどうして気づていないの?」という苛立ちもプラスさせるので、親子だとどうしても感情が先に立ってしまいます。そして怒られた後は子どもはあっけらかんとしていると非常に切ない思いに駆られてしまいますよね。

このようなお子さんの場合、主に2つのタイプに分かれます。

①怒られているという状況から感じる恐怖をどこかに逃がしたいために、そう振る舞わざるを得なくなっている(精神的には相当なダメージを負っている)

②怒られているのかどうかすら分からない。とりあえず大人の怒りの現場に付き合う(本当に通じていない)

 

①の場合は後日「ママはこのことについて怒っていたから、次は気を付けよう」という思いがはたらくので大人は怒りすぎに注意しましょう。

②の場合は、お子さんの年齢にも寄りますが、まず教えるべきことは「怒られている時のポーズ」です。
その理由は大人がインプットしている子どもの態度にマッチングさせることで、大人の更なる怒りを引き起こす可能性を下げる、またはゼロにすることが必要だからです。

大人なら誰もが分かっていることですが、子どもへの「叱り」はできるだけ短く済ませることが大切です。その方が「何が良くなかったのか」が伝わりやすいですし、長く怒っていると「何で怒っているんだっけ?」と大人も忘れてしまいます。そのため、大人の無駄な「怒り」を引き起こさないよう、まずは「叱られポーズ」を教えます。このポーズを見るだけで大人は「反省しているな」と感じます。

また、子どもに「反省しなさい」とついつい言ってしまうかもしれませんが、それが難しいお子さんもいますし、そもそも反省したかどうか私たちが確認する術はどこにもありません。そのため「反省する」を教えるのは非常に難しいことです。罪を犯した人に刑を科すのは「どのように反省すればよいかを具体的にする」必要があるからでしょう。心の中のことを直接的に教えるのはそれくらい困難なのです。